酵素ダイエットで「効果なし」という意見の真相

酵素ドリンクによるファスティング(絶食)や置き換えのダイエットは、まだまだ人気の高いダイエット方法となっているので、実際に試したことのある人も多いのではないでしょうか。

 

そこで実際に試した人に質問ですが、

 

「その結果はどうでしょう?」

「目的を果たすほどの効果が出たでしょうか?」

 

その問いに対して、

 

「ダイエットに成功した」という人もいれば「あまり効果を感じることができなかった…」という人もいるはずです。

 

しかし、いくら売れているダイエット商品、人気のダイエットグッズを利用したからといって必ずしも痩せるわけではないので、必然と後者の意見が多い傾向にあるのも納得がいくはずです。

 

それもそのはず、多くの人は「話題性」や「汎用性」に目が行ってしまい、根本的な商品の特徴や特性を理解していない場合が多いからです。

 

では、ダイエット方法として「酵素ダイエット」を取り入れた場合をみていきましょう。

 

 

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■酵素ダイエットにおける「酵素」とは?

 

ダイエット商品に多く存在する「酵素」ですが、実際にその役割や効果について知らない人は多いです。

 

そこで、先ずは「酵素」について簡単に説明していきたいと思います。

 

酵素にはいくつかの種類があります。

 

消化酵素

体内で生成されており、口から入った食物を消化する酵素になります。
炭水化物、たんぱく質、脂肪などの栄養素を分解してエネルギーに変換する役割があります。

 

代謝酵素

体内で生成されており、消化酵素の作ったエネルギーを新陳代謝や生命活動に振り分けて働かせる酵素になります。

 

食物酵素

生鮮食品、発酵食品などの食物に含まれている酵素になります。
熱と酸に弱く、加熱や胃酸で効力を失うため、口から摂取して体内で活用することは困難となります。胃に入ると壊れてしまい、消化酵素や代謝酵素の代わりに働いてくれることはないのです。

 

 

■酵素ドリンクから酵素は摂取できない?!

 

酵素ドリンクに含まれる食物酵素も例外ではありません。
野菜やフルーツ、発酵食品に含まれる食物酵素とまったく同じで、飲めば胃で分解され、排出されてしまいます。ですので、体内で酵素として働いてくれることはないのです。

 

ただし、口から摂取した食物酵素は、体内に存在する消化酵素と代謝酵素を節約し、それらが有効に利用される助けをしてくれるのです。

 

食物酵素を含まない食物、つまり加熱済みの食物を食べると、体内の消化酵素がたくさん消費されることになります。

 

体内に存在する酵素の量は一定ですから、消化酵素が足りなくなれば、代謝に使われるはずだった酵素も消化酵素として働くことになり、結果、代謝酵素が不足して新陳代謝や生命活動の維持が疎かになってしまいます。

 

そうなると、免疫力が下がったり、細胞の修復が遅れたりと様々な不調に繋がるので酵素は体の中でも重要な役割を担っているといえるでしょう。

 

これに対し、食物酵素を含む食物、つまり生の食物や発酵食品を食べると、それ自体にすでに酵素が含まれているので、体内の消化酵素があまり使われずにすみ、代謝酵素の量が十分に確保できて体を健康に保つことが可能になります。

 

しかし、40代になると加齢やストレスの影響で体内に活性酸素が増えはじめ、それを除去しようと貴重な体内の酵素が使われてしまいます。

 

酵素が減れば代謝も落ちていくので、次第に体は「痩せにくい状態」へと変化してしまうのです。

 

だからと言って「酵素ドリンクを飲むこと」が必ずしも減った分の酵素補充や代謝量を高めることに繋がるわけでないので注意が必要となります。

 

酵素ドリンクや酵素飲料は本来であれば「補酵素ドリンク」や「補酵素飲料」という名称になるのですが、最近ではその名称を省略していることで「酵素ドリンク」や「酵素飲料」といった商品名で販売されているので、その本質的意味を理解していなければ効果を感じることもまた難しいでしょう。

 

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■酵素ダイエットは効果なし?!

 

もともと酵素ダイエットは大幅な体重減には向いていません。

 

仮に酵素ダイエットで体重が減ったとしたら、それは断食や置き換えによる摂取カロリーの減少が原因といえるでしょう。

 

酵素ドリンク自体に「脂肪を燃やす」「体重を減らす」という医学的根拠はなく、今の酵素ブームと誇大広告に警鐘を鳴らすドクターの見解はそれこそ多くで見られます。

 

ただ、ダイエットに「酵素ドリンク」や「酵素飲料」が全く効果が無い、というわけでもなく、酵素ドリンクにも以下の点が期待できるのです。

 

<ファスティング(断食)や置き換えには適している>

ファスティングにはデトックス効果があります。
体の消化活動や代謝活動を一時的にストップすることで、体内にたまった老廃物を一掃し、体を本来あるべき状態にリセットしてくれるのです。

 

けれども完全な断食は危険を伴うので注意が必要です。
なぜなら、不整脈や低血糖、脱水などと隣り合わせとなるので断食についての知識が無い場合は控えるべきでしょう。

 

そもそもファスティングは体重を落とすための手段ではなく、体内浄化の手段ですから、ダイエット目的の断食をあまりストイックに行なってはいけません。

 

つまり、断食中でも最低限の栄養とカロリーは補給した方が安全ということで、そのために摂取するのであれば酵素ドリンクは向いていると言えるでしょう。

 

なぜなら酵素ドリンクは消化がよく、栄養も豊富で、ローカロリーだからです。甘みがあるのでファスティング中の空腹感をまぎらわせるにもよく、炭酸水で割るなどすればさらに満腹感が得られます。

 

<美容効果>

酵素ドリンクには実に多くの野菜やフルーツが使われており、ビタミンやミネラルが豊富です。
発酵食品の一種ですから消化するにも体内の消化酵素を使わずにすみ、代謝酵素が十分威力を発揮できて、栄養素の吸収効率が非常に良くなっています。

 

また、現在では多くの商品が妍(けん)を競っているせいか、材料がすべて無農薬栽培とか、無添加、無着色が徹底されているなど高品質化が進んでいます。
飲むだけで痩せるというわけにはいきませんが、飲むだけできれいになる可能性は十分にあります。

 

 

■酵素ダイエットで「効果なし」という意見の真相

 

そもそも「酵素ダイエットは有効的か?」ということですが、結論的には以下の通りになります。

 

●ファスティングがメインということならおすすめしない

●置き換えであればチャレンジする価値はある

 

その大きな理由として、絶食すると体内のエネルギーが枯渇しまうからです。

 

断食する事で消費するエネルギーは蓄えられた脂肪ではなく、残念ながら筋肉となります。
ですので、老化により筋肉量が低下している40代であれば、更に筋肉量を落とす行為になってしまうので、40代に適したダイエット法とは言い難いダイエット方法となってしまいます。

 

従って、酵素ドリンクは「一食置き換え」という使い方か「普段の栄養補助」に留める程度がベストかもしれませんね。

 

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