なぜ40代から急に便秘になるの?その解消方法は?

ダイエット方法として食事量を減らす人であれば“便秘”になる可能性があります。

 

しかし、それとは別に「40代に入ったら若い頃より便秘の悩みが深刻になった」という人もいます。

 

このとき、便秘になる要因として“年齢”による影響が考えられる場合であれば、

 

①加齢による自律神経の乱れ

②加齢による腸内環境の悪化

 

これらが便秘を引き起こしている原因として考えられます。

 

 

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■自律神経の乱れとは?

 

40代に入ると性別に関わらず、ホルモンバランスの崩れが生じます。

「ホルモンバランスの崩れ」と聞くと、女性だけに限定されるイメージを抱きますが、女性同様に男性もホルモンバランスが崩れるのです。

 

ですので、40代を迎えるとホルモンバランスが崩れる事も影響して、性別に関係なく更年期障害などを引き起こしてしまうのです。

 

<ホルモンバランスと自律神経>

40代になると女性では女性ホルモン(エストロゲン)が、男性では男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が減少し、それまで互いにバランスを保っていた体内のホルモン量の均衡が崩れ始めてしまいます。

 

ホルモン分泌も自律神経も、脳内にある“視床下部”という場所によってコントロールされ、互いに影響を与えているので、どちらか一方に乱れが生じるともう一方も同様に乱れが生じることがあるのです。

 

ですので、ホルモンバランスが乱れることで、自律神経も連動して乱れてしまうのです。

 

自律神経というのは、体内で人の意志とは関係なく自動的に働いている神経系で、「活動」をつかさどる交感神経と「休息」をつかさどる副交感神経の2種類があります。

 

交感神経と副交感神経は、寝ている間も呼吸をする、暑いと勝手に汗が出るなど、私たちの意志とは関係なく、体を自動的に反応・適応させてくれている存在で、この2つの神経が互いに調和して働くことで心身の健康が保たれています。

 

わたしたちの心身を健康に保つために活躍するホルモンと自律神経が乱れてしまうことで、様々な不調が引き起こってしまいます。年齢を重ねるにつれて、体内の歯車が少しずつ狂い始めてしまうので、こうした乱れが生じてしまい、結果的に“更年期障害”をまねくことに繋がってしまうのです。

 

 

■ホルモンや自律神経と便秘との関係は?

 

ホルモンバランスが乱れると全体的に内臓の働きが悪くなります。

腸も例外ではなく、これまで通りの活発な蠕動(ぜんどう)運動や収縮運動ができなくなってしまうのです。

 

また、ホルモンバランスの乱れはメンタルにも影響をおよぼし、イライラしたり落ち込んだりとストレスを感じやすくもなります。

 

こうなると先にも述べた通り、自律神経にも影響を与えてしまうことに繋がるのです。

 

便意を起こすのは副交感神経の役割ですが、イライラなどで交感神経が優位になると副交感神経がうまく働かなくなり、腸の動きは低下。そこに運動不足や年齢から来る筋力の低下が追い打ちをかけ、深刻な便秘に繋がってしまうのです。

 

従って、ホルモンバランスや自律神経の乱れが“便秘”の原因となってしまう恐れがあるのです。

 

<便秘の解決方法は!?>

 

何も手立てを講じていない場合だと、ホルモンバランスと自律神経に頼り切っているので、ここで排便作用に少し手を貸してあげる必要があります。

 

消化活動をつかさどるのは副交感神経です。自分の意思で交感神経と副交感神経を切り替えることはできませんが、副交感神経を呼び覚ますのに有効な手段はいくつかあります。

 

お通じに不調を感じたら、次のことを試してみましょう。

 

①食事に時間をかける

食事は早食いにならないよう、ゆっくりよく噛んで食べましょう。そうすることで副交感神経が優位になり、消化活動が活発になります。また食物繊維の多い食材は消化に時間がかかります。その間ずっと副交感神経が優位に立ち続けることができるので、繊維質を積極的に摂取しましょう。

 

②ぬるめのお風呂にゆっくりつかる

せかせかと熱いお湯に入ったりシャワーだけですませてしまうと、興奮をつかさどる交感神経が優位に立ってしまいます。ぬるめのお湯にゆったりつかって、体のコリをほぐし、疲れをとり、冷えを解消し、気持ちを静めていくことで、休息をつかさどる副交感神経のスイッチを入れることができます。

 

③十分な睡眠をとる

副交感神経がもっとも優位に立つのが睡眠中です。毎日少しずつでいいので早めに就寝するようにしましょう。マッサージやストレッチ、心地よい音楽やアロマで気持ちを静め、質のいい睡眠をとれるよう心がけましょう。

 

腸は自律神経にコントロールされており、脳からの司令を受けずに独自で機能する体内で唯一の臓器です。それに、神経細胞の数も脳に次いで多く、「第二の脳」とまで呼ばれています。

 

そのぶん自律神経の乱れの影響を受けやすく、ストレスに敏感な臓器と言えるのです。その為、メンタルと体調を整えて腸をストレスから解放してあげることが40代の便秘解消に役立つはずです。

 

■腸内環境を整える

 

授乳中の赤ちゃんの腸内には悪玉菌がほとんどいません。
それが徐々に善玉菌:悪玉菌:日和見菌(善玉菌にも悪玉菌にも属さない中性の菌)が2:1:7というバランスに落ち着き、そのまま成年期を過ごします。

 

けれども年齢を重ねるにつれ、どうしても腸の動きは悪くなり、便が残留して悪玉菌が優勢になってしまいます。悪玉菌が優勢になると、アンモニアや硫化水素など有害物質が腸内にたまり、消化吸収機能も落ち、免疫力が低下して、疲れやすくなったり体調を崩しやすくなります。
もちろん大腸がんの発生率も上がってしまいます。

 

その為、これらを防ぐには腸内環境を整え善玉菌を優勢にするための努力が必要不可欠となるのです。

 

<善玉菌を優位にする為に>

①野菜や穀物中心の食事をこころがけて悪玉菌を増やさない

②発酵食品を積極的にとって善玉菌を増やす

 

肉中心の食生活は悪玉菌を増やしてしまう恐れがあります。
その為、バランスのいい食生活で悪玉菌の増殖を防ぐとともに、ヨーグルトやみそといった発酵食品から善玉菌を補給しましょう。
オリゴ糖など善玉菌の好物を一緒に摂取してあげればさらに効果的となるでしょう。

 

こうした小さな食生活の改善を続けていくことによって、便秘の解消や健康、ダイエットにも影響を与えます。その中で、短期間での改善や効果を求めるのではなく、小さな積み重ねや努力を継続していく長期的な視点を持ち合わせて考えるようにしましょう。焦る事によって本質を見失えば本末転倒となりますから。

 

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