生活習慣を変えていないのに40代になってから「便秘になった」と感じる人はたくさんいます。その理由は、閉経に向けて「女性ホルモンの減少」や腸内環境を整える「善玉菌の減少」となります。
私たちにとって腸というのは「第二の脳」とも呼ばれる大切な場所なので、便秘になると痩せないだけでなく病気や肌荒れ、くすみの原因にもなってしまうのです。
ですので、便秘の原因となる「女性ホルモン」や「善玉菌」についての理解を深めて”美しいカラダと健康”を手に入れましょう。
■「女性ホルモンの低下」=「腸の活動低下」
今までと生活習慣を変えていないのに、40代になるとカラダの変化が表れるのは「女性ホルモンの減少」が影響していたのです。40代で急激に女性ホルモンが減少する理由というのは、閉経に向けて準備する段階にあるので見た目やカラダが大きく変化するわけです。
そして、女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つのホルモンがあります。この2つのホルモンが排卵・月経・妊娠に関わっており、その中でも「プロゲステロン」が腸の活動を弱めている原因になっています。
「エストロゲン」…排卵直前にピークとなり”美容効果”や”脂肪燃焼”がある
「プロゲステロン」…排卵後に分泌され、”イライラ”や”腹痛”がある
このようにエストロゲンが分泌されることで女性らしくなり、プロゲステロンが分泌されるとイライラや精神的不安定になってしまうのです。
ただ、エストロゲンとプロゲステロンは40代以降急激に減少するのですが、このホルモンの減少速度に”差”が生じるので「ホルモンバランスが崩れる」ことになるのです。
40代になると”女性ホルモンの減少”や”ホルモンバランスが崩れる”ことによって「腸の活動が低下」し、それが便秘に繋がっているということです。
■便秘が痩せない理由とは?
便秘というのは腸に有害物質を溜めこむことになります。これが「痩せない理由」となるのですが、これには肝臓も関わってきます。まず腸の機能が衰えることによって、肝臓に負担がかかってしまいます。
肝臓というのは酵素によって「糖」や「脂肪」をエネルギーに作り変えている働きと、全身に栄養を送る代謝の働きがあります。ですので、腸の機能が衰えて肝臓に負担がかかってしまうと”代謝が悪くなってしまう”ので「痩せにくい体」へと変化してしまうのです。
反対に腸の環境を整えることが、肝臓の働きを促進することにも繋がるので、便秘が解消されると「痩せやすい体」に繋がっていくのです。
■便秘を解消するために
便秘を解消する方法はいくつかあります。
【便秘解消する方法】
◇運動の改善
◇食事の改善
◇睡眠の改善
私たちのカラダは毎日の食事から作られているので、この中でも「食事の改善」は特に重要となります。
そこで意識して欲しいのが「善玉菌を増やす」ということです。
まず、腸の中にはという3つの腸内細菌があります。
「善玉菌」・・・排便活動を促進
「悪玉菌」・・・毒素を発生
「日和見菌」・・・善玉菌か悪玉菌の優位な方に傾く
善玉菌が悪玉菌を上回ることで「日和見菌」が味方になり、そうなることで腸内環境が改善されます。
よく「ヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整える」なんていいますが、乳酸菌は善玉菌と同じ働きをするので腸内環境が改善されることに繋がるのです。
ですので、便秘にはヨーグルトや乳酸菌のサプリを取り入れることが効果的とされているわけです。
40代になると加齢が原因で善玉菌が減少してしまうので、ヨーグルトやサプリを積極的に取り入れて善玉菌を増やし「便秘解消」に繋げていきましょう。
その「便秘解消」が「痩せにくいカラダ」へと繋がっていくのです。