「ダイエットを辞めた途端に太った」なんて経験はありませんか?いわゆる「リバウンド」のことです。よく”ダイエットが中途半端”になってしまったり、”行き過ぎたダイエット”をしてしまうと「リバウンド」になりやすいともいわれます。
せっかく痩せたのにも関わらず「リバウンドして太った・・・」となってはダイエットに失敗したことになります。ですので、「リバウンド」の理解を深めてダイエットを成功へ導きましょう。
■なぜ「リバウンド」が起こるの?
リバウンドが起こる原因は主に2つあります。まず1つが「ストレス」によるもので、もう1つが「ホルモン分泌」によるものです。
【ストレスが原因でリバウンド】
ダイエット中に食べることを制限したり、食べたいのに我慢すると「ストレス」を感じてしまいます。ダイエットを辞めた途端にその「ストレスが」一気に爆発することで「リバウンド」に繋がってしまうのです。
ダイエット中の”食欲”という欲求が「リバウンド」を引き起こす原因となり、解放されると抑えることができなくなってしまうので、過度なダイエットはリバウンドの原因とされているのです。
【ホルモン分泌の低下でリバウンド】
◇ホメオスタシスの影響
ダイエットを始めて順調に痩せる事ができても「突然痩せなくなる時期」というのは訪れます。これは人に備わっている「ホメオスタシス」という機能の影響であり、そのホメオスタシスによって”停滞期”を引き起こしてしまうのです。
ホメオスタシス…外部・内部の変化に関わらず生理的状態を一定に保つこと
ダイエットが順調に進んで痩せ続けると、脳が「飢餓状態だ!これは危険だ!」と判断してしまいます。そうなると、脳が「消費エネルギーを節約」や「エネルギーを溜めこむ」といった指令を出してしまうのです。
そうなると順調に痩せていたものが急に痩せなくなってしまうので、この時期にダイエットを諦めてしまう人がたくさんいるのです。
人の体はホメオスタシスの影響で”一定を保つ性質”があるので、「停滞期」といった形で痩せていくのを防いでしまう時期がでてくるのです。そこでダイエットを辞めてしまうと「脂肪を溜めこみやすい体質」になっているのでリバウンドの原因となってしまうのです。
ですが、この「停滞期」を乗り越えることができればまた痩せていくようになるので、「停滞期を乗り越えること」がダイエットでは重要となるのです。
◇レプチンの分泌量低下
体が満腹感を得るには脂肪細胞から分泌される「レプチン」というホルモンのが必要になります。このレプチンは基本的に食後に分泌され、満腹中枢を刺激することで”食欲を抑える”働きがあります。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるので、ダイエットによって脂肪が少なくなるとレプチンの分泌も減ることになります。しかし、レプチンの分泌に変化には「タイムラグ」が生じます。
ダイエットで痩せたとしてもレプチンの分泌量には「タイムラグ」が存在するので食べても満腹感を感じにくくなります。そうなると、空腹感から「ドカ食い」や「食べ過ぎ」をしてしまいリバウンドの原因となってしまうのです。