私たちのカラダは日々変化しています。ですが、その「変化」というのは決して大きいものではないので、時間の経過と共に「変化」に気付くことが多くなります。
しかし、その小さな「変化」をいち早くキャッチすることがダイエットでは重要になってきます。
何故なら、早い段階で「変化」に気付くことができれば、その分早く「改善」することができるからです。
その気付きにくい「変化」を早い段階でキャッチする為にもダイエットでは『記録』をつけることが大切となってきます。
■「記録」するメリット
ダイエットを始める際に決めるのが「どんな方法でダイエットをするのか?」というダイエット方法になります。そのアプローチ方法が「有効」か「有効でない」かを見極める為にも『記録』というのは重要な位置づけとなります。
たとえば、「食事改善」をする場合は「カロリー計算」や「栄養素バランス」、「体重」について『記録』をすることになります。
その「食事改善」といっても、
「食事量を減らすのか?」
「食事回数を減らすのか?」
「食べる順番を変えるのか?」
「食べ物を変えるのか?」
「食べる時間を変えるのか?」
このように方法はたくさんあります。
ですが、『記録』を取るということによって「自分がどの方法を選択するのか?」という部分や「効果」が明確化されるようになります。
つまり、『記録』することによって必然と客観的に見なければいけなくなるのです。
そうなると「原因」と「結果」それに「アプローチ方法」を見直す事ができるので、”ダイエットの有効性”を確認できるようになります。『記録』を毎日つけることで、その「変化」をいち早くキャッチすることができるようにもなるのです。
このように早い段階で「有効性」を確認することができれば、その分次に移す行動も早くすることができるので、結果が出るのも早くなるでしょう。そいういった意味合いでも『記録』することは重要といえるのです。
■成功する為には失敗も必要
ダイエットの『記録』をすることで「成功」や「失敗」を分析することができます。仮にダイエットが失敗した時に『記録』が無い場合は、その原因を考えることすらできません。
ですが、記録をすることで原因を分析することが可能となり、その行動が必ず次に繋がってきます。よく「失敗は成功のもと」といいますが、それはこうした行動をとることによって少しずつ「成功」へ傾いていくからそういわれているのです。
しかし、記録をとらなければ「失敗した原因」も分からないままなので、振り出しに戻ってしまいます。そうなるとダイエットを辞めてしまい、今までの生活に逆戻りになってしまうことに繋がってしまいます。それを防ぐ為にも『記録』をとって、「なぜ失敗したのか?」「なぜ成功したのか?」という部分を生かすことが必要になってくるのです。
ただ、この時ダイエットでよくあることが”記録を眺めるだけ”ということです。
多くの人は『記録』をつけると、体重の増減に一喜一憂してしまい『記録することが目的』となってしまい、肝心な「原因分析」や「改善方法」は二の次になることが多くみられます。
確かに効果が出たら嬉しいしモチベーションも上がります。ダイエットを続ける活力になり、次の結果が楽しみにもなります。ですが、それだと『記録』をする意味が薄れてしまうのです。
その本質的な意味としては、「原因分析」や「改善」を目的としているので、ダイエット結果に一喜一憂するのもいいですが、こうした部分を疎かにしないようにして下さい。
ダイエット成功はそこから始まります。