年齢を重ねると心やカラダ、それに周りの環境が変化することで「痩せにくい」といわれています。40代になってダイエットをした経験を持つ人であれば、その言葉の意味を肌で感じた人も多いのではないでしょうか?
ですが、「痩せにくい」だけであって「痩せない」わけではありません。40代でも痩せている人やダイエットに成功した人は数多く存在するので、可能性としてはゼロではないのです。
では、ダイエットに成功する人と失敗する人の”差”はどこにあるのでしょうか?
■「できない理由」を考えるな!
40代になると仕事面では管理職や責任ある立場に、プライベート面では家庭を持つ年代になります。これまでは”教わる立場”だったものが”教える立場”へと立ち位置が変わることで、”自由な時間”を確保することも難しくなってくるのです。
環境面だけでなく、10代、20代と比較すると”カラダ”にも変化がでてきます。筋肉量の低下やホルモンバランスの乱れ、酸化、糖化、によって40代になると”太りやすく痩せにくい体質”へと変化してしまいます。
かといって何も行動しなければ、太っていくのを容認しているのと同じことになりますが、「何も行動しない」という部分についてこう考えるひとがいます。
「どうせ何をしても痩せないから・・・」
「忙しいからできない」
「仕事で疲れてるから・・・」
「他にやることがある・・・」
このように”できない理由”をつけてダイエットに取り組まない人がいるのです。これは、ダイエットに限らず何か新しいことにチャレンジする時も同じことがいえます。
振り返ってみて下さい。あなたは、効率や効果ばかりを気にして”できない理由”を考えていませんか?
逆に、「よし!今できることから始めよう」「今からできることはなに?」といった”できる理由”を探す人は必然と結果や効果がついてくるのです。
よく「失敗は成功の基」といったもので、何かしらチャレンジする中で失敗を経験し、その失敗を分析・改善していくうちに”成功”へと近づくことができるのです。ダイエットも同じで、チャレンジしなければ成功も失敗もありません。ただ太っていくだけです。
ですので、ダイエットが「できない理由」を探して自分を正当化するのではなく、「できる方法」を探すようにして下さい。
■続けることを前提としてダイエットに取り組む
では、ダイエットを「やる!」と決めたら何をするべきでしょうか?
まず、人が痩せる為には「摂取カロリー<消費カロリー」とならなければいけません。ですので”体重が増加傾向にある人”あるいは”痩せたい人”は「摂取カロリーを抑える」か「消費カロリーを上げる」かのどちらかを改善しなければなりません。
つまり、「『食事』改善するか『運動』を改善するか?」の選択をしなければいけないということです。この両方を改善することで、効率的に痩せていくのはいうまでもありませんが、タスクオーバーにならない為にも先ずはどちらか一方の改善から取り組むことをオススメします。
食事の改善とは、カロリーバランスや栄養素、食べる順番や時間を管理することで、運動の改善とは、有酸素運動や無酸素運動の取り込みになります。
ここで注意しなければいけないのが、効率や効果を重視するよりも「何が続けやすいか?」という部分を重視しなければいけない、ということです。
例えば、1日2時間のランニングが効果的だとしてもランニングする時間を確保できなければ実践することができません。それに、走ることが苦痛と感じる人からすれば、いくら効果的といわれても続けることが難しくなってしまいます。仮に続けることができたとしても、そのストレスから辞めた途端リバウンドに発展する可能性があるのです。
ですので「何が続けやすいか?」という部分を重点に置いてダイエットをスタートさせ、慣れてきた段階で強度を上げたり、他のダイエット方法を取り入れたりすることが効果的になるのです。
■目の前のことを全力で取り組む
ダイエット方法が決まったら、あとはそれを全力で行うだけです。先の事ばかり考えずに目の前のことを全力で実践すれば結果は後からついてきます。しかし、その中で時として”不安”になることがあります。その時は、ダイエット時に決意した目的や目標を思い出すことやダイエットに成功した時の自分を想像してみましょう。きっとあなたの背中を押してくれるはずです。
ですが、無理をしてまで続けてはいけません。なぜなら、いくら痩せたいからといって自分を追い込んでしまうと、体調を崩してしまったりリバウンドに繋がる可能性があるからです。それこそ本末転倒ですので、まずは自分のカラダや体調を優先させて下さい。
ストイックな人ほど自分の限界まで追いこんでしまう傾向にあるので、こうした部分の理解が特に必要になってくるのです。ですので「ダイエット」というのは長期的な取り組みであることを認識して下さい。