40代といえば管理職になる人も多く、毎日の仕事も忙しくなります。アクティブに動ける20代と比べると体力的にも精神的にも疲れやすくなっていると思います。いつしか運動をする頻度も減り、「食べ放題」「飲み放題」の生活によって太ってしまい、そこからダイエットを決意する人も少なくないです。
しかし、若かった20代に比べて40代でのダイエットは”痩せることのハードル”が高くなっています。それはカラダの変化にあり、40代になると基礎代謝やホルモンバランスの乱れなど様々な要因が重なっているので必然と「痩せにくいカラダ」になってしまっているからです。
ですが、40代でもスリムな体型を維持している人も存在するので、ダイエットが必ず成功しないとは限りません。
では、40代の人がダイエットで失敗する原因はどこにあるのでしょうか?
■目標設定が高すぎる
40代でダイエットを始める人に多くみられるのが「目標設定が高い」ということです。
ダイエットを始める時に多くの人は「痩せたい!」という気持ちが先行しています。それに、新たな決意をしていることからモチベーションが高い状態なので「自分にとって達成できるかできないかギリギリの目標」を掲げがちになります。
しかし、この「目標設定」こそが問題なのです。
ダイエット初日や二日目まではその高い目標をクリアすることができますが、三日目・四日目と時間が経つにつれて続けることが難しくなってきます。なぜなら、40代になると体力も衰え仕事も忙しくなるので、どうしても続けることができなくなってしまうからです。それに、若くてストイックに励む20代に比べて精神的にもブレーキをかけてしまう傾向にあります。
このように「目標設定が高すぎる」ことによってダイエットを辞めてしまう人はたくさんいます。よく「目標は高ければ高い方がいい!」なんていいますが、その裏では「挫折」をしてしまう人も多く存在するので、一概に高い目標がいいとは限らないのです。
■ダイエットを成功させるために
ダイエットを成功させる為にも必要なのが「目標の細分化」です。短期・中期・長期という形によって細かくすることで、最終的な目標が高いものだとしても目の前のハードルは低いものにすることができます。
しかし、目標設定する上で注意してほしいことがあります。
それは、「高い目標を掲げること」が目的とならず、「目標を達成できる」ことを目的として下さい。たとえ低い目標だとしても「達成(続ける)」することが重要だからです。
まずは「達成できる目標を設定」することから始めて、その目標を継続して達成することができた段階で、「目標の再設定」をするなど軌道修正した方がいいです。精神的な面を考えても「高い目標→低い目標」に変更するより「低い目標→高い目標」に変更した方が気持ちが楽になるし、ダイエットを投げ出す可能性も低くなります。
達成感を得られることによってダイエットも楽しくなるので、そういった意味でも「目標値の設定」というのは重要になってくるのです。
ダイエットが続けやすい環境を作るためにもこうした少しの工夫が必要となります。その「少しの工夫」が積み重なることで、やがて大きな成果をもたらすでしょう。